画質&音質関連情報と書籍のご紹介


書き下ろし/ 音質&画質の読み方、見方

● 本当のコンポ選び
<これだけあるチェックポイント>

ヘッドフォン編
 第5回は「ヘッドフォン」。オーディオ機器で音楽ソースをもっとも耳の側で捉える、聴くのがヘッドフォンである。スマフォとタブレットの日常化でますますヘッドフォンの人気が高まっている。そこで今回はヘッドフォンの音質を考えた。

 ヘッドフォンはスマフォなどが音楽鑑賞や音源入手ソースとなり、異常な盛り上がりとなった。持ち運びのツールとしてスマフォやタブレットが日常化し、音楽鑑賞やスポーツ鑑賞が屋外、移動中、車内、職場や学校ということが多くなったためである。スマフォなど音を出すスピーカーも備わるが、さすがに周囲に音を撒き散らすのははばかれ、ヘッドフォンでの試聴が日常となったのだ。
 そうしてヘッドフォンは量販店やディスカウント店の1コーナーを占めるように、多くのモデルが並ぶ。もっとも販売の主流は数千前後の手軽なモデル群である。インナーイヤー型の耳の中に装着するタイプの小型サイズもの。これなら比較的価格も安くできる。人によっては大型ヘッドフォンですよと誇示する方もいて、オーディオファンが使うようなモデルを使用しているが、それほど多くは見かけない。

 ただインナーイヤー型でもオーディオファン向けは大型ヘッドフォンに匹敵するような高額なモデルも販売されている。オーディオメーカーが用意しているが、名のあるブランドこそ積極的に投入している。それはハイレゾ音源といった高音質を謳う音楽ソースの登場が後押ししている。スマフォがネットオーディオの音源をダウンロードする機能があるほか、音楽ファイルとしてハイレゾ音源などを手に入れようとするためである。もちろんポータブルオーディオのハイレゾ対応機器がオーディオファンの主要なソースである。
 こうしてますますヘッドフォン機器がオーディオコンポとしての地位を高めている。かつてはヘッドフォンといえば密閉型、またはオープンエアー型の大きくがっしりしたオーディオファン向けが主流だった。それがネットオーディオからスマフォなどが出現して様変わり、インナーイヤー型がどんどん伸びてきたのである。
 オーディオメーカーも音質重視で大型ヘッドフォンを勧めてきたが、いまやインナーイヤー型でも高音質タイプを投入しないと存在感を失うと、積極的な対応に変わった。ちなみにインナーイヤー型にもノイズキャンセラータイプが揃うように、高額モデルが揃っている。なお、変わり種では骨伝導型というインナーイヤー型とはまた違ったタイプの肌につけるヘッドフォンも現れている。音の振動が頭の骨に直接伝わるタイプで、装着感から解放するような使い勝手に、個性的な音質が特徴である。

 さてヘッドフォンオーディオの特徴は1人オーディオによる閉鎖空間なこと。両耳に装着したヘッドフォンでポータブル性を備え音楽空間に浸る、というスタイルである。こうしたスタイルに気づかせたのはあのウォークマン。初期はカセットオーディオだったが、その音のソースがCD、MDへ、そしてスマフォへと変遷してきた。いまやネットオーディオもダウンロードソースが主体で、ソフトはデータで手に入れるのがはやりである。長くポータブルCDプレーヤーでソフトを何枚も持ち歩きながら音楽を楽しんだものだが、それもほぼ消えつつある。その結果、CDなどのディスクファイル型の売り上げが減少、ついにレコード店の消滅へと追いやっている。
 このようにますます室内でスピーカーを使った音楽鑑賞スタイルを隅に追いやるのである。性能を高めたヘッドフォンを開発するのは良いが、オーディオファンを小さくするし、ついてはオーディオ業界を縮小させる要因にもなっている。

●ヘッドフォンの音質の要点
 ヘッドフォンの音質に関わる要素は次のようになるだろう。挙げてみると、形式と形状から、密閉型、オープンエヤー型、インナーイヤー型、そしてダイナミック型、コンデンサー型である。これは外から見た装着スタイルと構造で区別される。それぞれ使用者が好みで選ぶが、用途に応じても選ばれる。密閉型とオープンエアー型、インナーイヤー型らは、重さと装着感の違いで選ばれる。積極的にオーディオに取り組むなら前者、特にスピーカー鑑賞スタイルを踏襲する方は大型な本格的なヘッドフォンを選ぶ傾向にある。

 密閉型は耳を完全にそっくり覆うスタイルのヘッドフォンで、オープンエアー型は密閉型ほど覆う形をとらないため軽快な装着感から選ばれる。少し軽量なのがオープンエヤー型の特徴でもある。インナーイヤー型は完全に耳穴に差し込んで使うヘッドフォンで、小型なこと、目立たないのが特徴だ。それに密閉型に近い形式なことから音質的にも優れたものとなる。そのためインナーイヤー型に高額なモデルが用意されるが、狙い通りの音質を得るには使い方に注意がいる。つまり装着の状況によって大きく音質が変わるからだ。耳穴にしっかり狙い通りに装着できるかが音質を左右する。そのためイヤーピースを幾つか用意しているモデルがある。愛用者の耳穴サイズに適したものを選んで使えるように配慮したもので、しっかり装着されてこそ本来の音質が維持される。
 ちなみに密閉型はモニタータイプに多いが、騒音や収録現場など楽器の音や騒音が多い場所で使う場合、外の音を効果的に遮断する必要があり求められるからだ。イヤーパッドなどがゴツく大袈裟なのはこうした必要に迫られ採用されている。ただヘッドフォン本来の音質がストレートに得られるのが密閉型なので、設計者の意図した音質がよく反映されている。リスニングルームのような室内環境が良好なところで、しっかり装着して使えば、目的の音質が得られる最適なヘッドフォンである。

 オープンエアー型はここから密閉さを取り除いた軽快なヘッドフォンである。イヤーパッドの圧迫感を抑える狙いで通気性と音の透過性を備えているのが特徴である。耳を覆って密着しないため汗も苦にせず、外の音も漏れ聞くことが可能なため、音楽ファンに愛用される。ただ密閉型のような閉鎖空間にならないため、音質は音楽鑑賞用と割り切ること。モニター用では音の判別に不向きと言えるだろう。

●使用部品からの音質
 ヘッドフォンに使用される部品はそれほど多くはなくシンプルである。オーディオ機器の中では一番シンプルと言えるのではないだろうか。
 挙げてみると、スピーカーユニット(振動板)、マグネット、整音板(音道)、ユニット取付け構造材、ケーブル、端子(プラグ)、イヤーパッド、筺体(ケース)である。

 スピーカーユニットは、ダイナミック型ではスピーカーと同じボイスコイルが付いた振動板であり、マグネットと一対になる。コンデンサー型は振動板があるがマグネットの代わりに電極が用意され一対になる。コンデンサー構造をなすため振動板には静電用の膜が構成される。マグネットの強さ、電極の強さで音への変換効率が変わる。ヘッドフォンは小型なことから振動板を軽くしたり、強力なマグネット材を使用する。一般的な振動板は薄くしたマイラーフィルム製が多い。そのため信号の大きさへの耐性が弱く、強烈な音を出させるとフィルムに破壊を招きやすいので注意すること。
 振動板から出た音は整音板を通して鼓膜の届く音が調整される。音の偏りをなくすよう調整する役目と、振動板の過剰な振幅を防ぐ、外から誤って壊すのを防ぐ狙いもある。小さな穴が開いているものが使われることが多い。ユニット取付け構造材は文字通りスピーカーケースである。プラスチックの型材や金属製が使われる。振動している振動板を直接取り付けるところなので不要な振動を加えない制振性が求められる。特に金属製では配慮がいる。

 ケーブル、端子(プラグ)、イヤーパッド、筺体(ケース)らは、ヘッドフォンでは補助パーツだが欠かせないものである。ケーブルは音楽信号を伝える役目があり、アンプやスピーカーと同じように材料や長さで音質が変わる。端子も同様で、伝達ロスの少ない材質が好ましい。イヤーパッドは密閉型では特に重要なのでパーツで耳への装着性と密閉度を保つ能力が問われる。筐体はヘッドフォン全体の構造材である。重さと軽快さ、さらに振動性ら音質面から要求されることも多く、構造設計、部材の選択など技術を求められ手抜きもできない。プラスチック製、金属製と目的と狙いによって選ばれるが、コストにも大いに影響するところで、技術者の腕を必要とする。ヘッドバンドなどはここに含まれるが、バネ性を備えながら軽量化も必要とここも重要なパーツである。主に金属製が使われるが、耐久性からも選ばれる。金属バネの強さによって耳への圧迫感も変わる。

 ヘッドフォンの性能的な要素として挙げられるのが、耳への圧迫感、装着感、重さ、振動など。圧迫感は密閉型のようにスッポリ耳を覆ってしまうタイプが指摘を受けるところ。バネの強さから重さ、パッドの材質などから圧迫感が生じる。これを避けるためオープンエアー型が作られた。しっかり耳を覆うのが狙いだが、音質と装着感の兼ね合いが難しい。ヘッドバンドの調整を丁寧にすることが望まれる。重さは使用する材料からユニットのサイズ、目的で変わる。重くなるがちなのは密閉型で、次にオープンエアー型である。インナーイヤー型は小さく作るため重さは軽くなるが、音質にこだわると重くなっていく。耳に引っ掛ける構造のインナーイヤー型があるが、重さから少しでも逃れるのが狙いである。
 振動はヘッドフォンを構成する材料の振動である。余分な音を加えないためには可能なかぎり振動しにくいのがよい。筐体への塗装、被覆などいろいろな対策がなされる。特にヘッドバンドは金属の大きな材料を使うことが多く、注意して設計される。
 ヘッドフォンをドライブするアンプ、また専用のヘッドフォンアンプなど、音質の最後の砦である。一般的にはアンプに用意されているヘッドフォン端子を使って使用するが、中にはこだわって外部に専用のヘッドフォンアンプを使う方もいる。ドライブアンプで音質が左右されるのは当然である。アンプ内蔵端子が悪いということもないが、専用アンプの方が有利にできるのはいうまでもない。
 アンプ内蔵端子では、ヘッドフォン専用のアンプを使っている場合もあるし、スピーカードライブアンプと兼用しているものもある。高額なアンプほど専用アンプを内蔵しているもの。アンプで音質が変わるのはドライブ(出力)インピーダンスといってヘッドフォンユニットとのマッチングが変わるからである。ヘッドフォン側の入力インピーダンスがアンプ側の出力インピーダンスにマッチングしていれば音質変化もほとんどないが、ずれていると変化する可能性がある。要はDFにつながるもので、アンプ側の出力インピーダンスが可能なかぎり低いことが望まれる。

●ヘッドフォンの音質
 ヘッドフォンは耳にもっとも近いスピーカーである。密閉型ではほとんど外の条件に左右されないから設計で狙った音質がストレートに伝わる。インナーイヤー型もそうである。そこで構成されるヘッドフォンの音質は、室内で使われるスピーカーより条件は良いことになる。モニター用ヘッドフォンという考え方があるが、まさに音をモニターするには適したオーディオ機器である。
 音質は微小な音から大きな音まで検知可能なのがヘッドフォンである。ユニットは小さいが、密閉型では密閉空間で伝わるため検知できるDレンジは幅は広い。そしてドライブ幅がスピーカーほど過大ではないためユニットを適切に使用することが容易で、音質も有利になる。使用にあたっては耳を保護するために配慮し大音量を慎むこと。そうすれば音楽の楽しみに加えて、音質も判断できるようになる。ただしヘッドフォンには特有の頭内定位という頭の頂点で聴こえる癖があるから、長時間の使用は避けることだ。耳への刺激が強いため疲れが早いからである。
(200124)




※ 書籍のご案内

●「4Kプロジェクター、4Kテレビ」ここが凄い、ここが悪い

 「4Kプロジェクター、4Kテレビ」ここが凄い、ここが悪い、を発売。  4Kプロジェクター、4Kテレビが人気です。それに伴い情報への関心も高まっております。本書は先行した「4Kテレビが求める新映像美」の第2弾です。より具体的な4Kモデルの実用的な評価と、新しい4Kシステムの情報を掲載しました。4Kプロジェクター&4Kテレビ時代、これにどう向き合うか、どう付き合うか、いつ購入するか、などの手助けになるよう心掛けて編集した専門書です。
 体裁は、横組み、約60ページです。

●本書の内容


目 次
●4Kプロジェクター&テレビを同一条件でチェック
  <4モデルを直接比較する>
   ・SONY VPL-VW500ES
   ・JVC KENWOOD DLA-X700R
   ・PANASONIC TH-50AX800F
   ・SONY KD-49X8500B
●本誌厳選モデルを実用チェック
  ソニー VPL-VW500ES
   4K画質に基準を求める4Kホームシアタープロジェクター
  JVCケンウッド DLA-X700R
   コントラスト優位でナチュラル画質が特徴な4Kホームシアタープロジェクター
  パナソニック TH-50AX800F
   色鮮やかと力強い画質で個性を見せる4K液晶テレビ
  ソニー KD-49X8500B
   液晶テレビで4Kを身近にする狙いの良質モデル
  シャープの4Kレコーダーを使用する
   4Kシステムの入力ソースに最適な4Kレコーダー&チューナー
  クリプトンのアクセサリーを4Kディスプレイに適用する
   4Kプロジェクター&4Kテレビはアクセサリーを活用し画質向上を図ろう
●開発現場の声
  4Kプロジェクター、4Kテレビはどのように開発する?
 ・質問回答/パナソニック、ソニー、JVCケンウッド他
●4Kソフト制作ツール
  4K映像の監視用モニターの世界
●4Kプロジェクターで大画面
  4Kプロジェクターによる大型映像の世界
●4Kコンテンツは自作で手に入れる
  4Kビデオカメラでマイビデオ作品を作リ上げる
●4Kコンテンツは4Kチューナー&BDレコーダーから
  CS放送を4Kチューナーで受ける、BDソフトをアップコンで4Kにほか
●4Kの普及から、さらなる本格的な高画質へと向かうために
  本当のこと、本物を提供すること、その時期に入った
●NHK技研開発にみる4K&次世代映像技術
  放送とコンテンツ側からのアプローチ/4K&次世代映像の取り組み
●スクリーンは画質を決める生命線、適切な選択が欠かせない
●奥付

◆ご購入は。
 「4Kプロジェクター、4Kテレビ」ここが凄い、ここが悪い、は電子書籍です(印刷本はオンデマンド対応、1980円+送料160円)。
 ご購入は各電子書籍販売店でお願いいたします。



●「4Kテレビが求める新映像美」

 4Kテレビが次世代テレビとして登場しました。本書は、本質を解説した貴重な書籍です。何を目指して4Kテレビが製品化されようとしているのか、4Kテレビ時代とするにはどうすれば良いか、そもそも4Kテレビ時代ってやってくるのか、3Dや8Kテレビとの関連性はどうなのか、などなどいろいろな疑問を整理して分かりやすく解説した書籍です。
 本の体裁は、縦組み、約60ページです。

●本書の内容


目 次
●パート1:4Kテレビとハイビジョンはこんな関係にある
 ・4K化の狙い
 ・精細化
 ・3Hとの関係
 ・3Dとの整合性
 ・8Kとの整合性
●パート2:4Kテレビを構成するアイテムをみる
 ・ソース対ディスプレイ
 ・ディスプレイ
●パート3:4Kソースにはどんなものがあるか
 ・放送
 ・ネット
(付記)
 ◎4Kシアター
  ・DLP
  ・LCOS
 ◎4Kモニター
  ・ソニー、アストロデザインなど
●パート4:4Kパネルの種類と、その対応
 ・LCD
 ・PDP
 ・DLP
 ・LCOS
 ・OLED(有機EL)
●パート5:4Kビデオカメラも家庭用に有望視される
 ◎ビデオカメラ
  ・ソニー
  ・JVCケンウッド
  ・GoPro
 ◎コーデック
  ・HEVC
  ・XAVC
●パート6:市販&市販が見込まれている代表的な4Kテレビ
 ◎4Kテレビ
  ・シャープ
  ・東芝
  ・ソニー
 ◎4Kプロジェクター
  ・ソニー
  ・JVCケンウッド
 ◎試作・有機ELモデル
●パート7:4Kを普及させるために乗り越えること
●奥付

◆ご購入は。
 「4Kテレビが求める新映像美」は電子書籍です(印刷本はオンデマンド対応、1480円+送料160円)。
 ご購入は各電子書籍販売店でお願いいたします。



●「画質の世紀」

 「画質の世紀」
 ディスプレイ、プロジェクター、DVDレコーダー/プレーヤー、などの画質チェックの経験を生かした貴重な書籍です。
 なお、「改訂版」を電子書籍で発売しております。(定価980円、印刷本はオンデマンドで対応、2580円+送料160円)。
 薄型テレビを始めプロジェクターなど、映像機器の、「画質の見方」を初めて解説した書籍です。内容は読み物風に分りやすく解説するように努めています。目次のように「画質の見る目が養われます」。
 特に心掛けているのは、画質の言葉に難しいものを使わず、易しい表現にすること、そして技術用語を少なくして、読めば「画質」という捉え方が分かることです。

 本の体裁は、
 A5版(教科書サイズ)、縦組み、総ページ160プラスです。

●本書の内容

目 次
<カラー口絵>
●カラー実画面による画質の見方
●実モデルによる画質表現の違いをみる
●付録/ディスプレイテストシート

<本文>
●はじめに
●第1章:画質とは
 画質は感性に訴える手段である
 画質を作ることは命を吹き込むこと
 画質を知らなくてはディスプレイは作れない
 画質作りで心掛けるのは日常性、特殊な画質では好まれない
 画質は見慣れた色合い、質感こそがベスト
●第2章:画質の基本は3つ
 解像度(水平、垂直)、鮮鋭度の高いものを好む方が多い
 画面のノイズ(S/N)、滑らかな画質こそ質感を高める
 色合い(色バランス)
●第3章:鮮鋭度を高めるには
 回路(アンプ)性能とディスプレイ性能で決まる
 回路(アンプ)の性能はまず周波数特性
 回路(アンプ)性能とノイズレベル(S/N)
●第4章:ディスプレイ性能はまず信号特性
 精細度な性能とは
 ガンマ特性(ガンマとは入出力特性のこと)
 アパコンの作り込み(シュート加工)など
 ノイズ性能(MPEG系、固定画素パネルのノイズ、擬似輪郭、誤差拡散など)
 回路設計を正しく行う
  部品の選択
  デジタル系のノイズ対策を
  シールド対策、など(電波の飛び込み)
●第5章:色の再現
 日常性に沿った色に敏感
 大画面こそ自然な色合いに
 鮮やかな色合いは飽きられる
 深みのある色は情報量に左右される
●第6章:色再生を良くするには
 RGBの3原色のバラツキを抑える
 蛍光体を選択する(カラーフィルター、LEDバックライトなど)
 再現範囲の拡大
 ブラックバランス、ホワイトバランス
 色ずれをなくす(レジストレーション、3板式、単板式)
 適切なコントラスト設計
 ユニフォミティーの改善(ホワイト/ブラック)カラーマネージメント
●第7章:画質チェックの勘所
 見慣れたソフトの活用
 高画質ソフトの活用、低画質ソフトの活用
 BSデジタル、地上デジタル、ハイビジョン画質の特徴
 静止画、動画によるチェック
 解像感、ノイズ感、色合いの見極め
 奥義はガンマ特性とアパコンの見極め、それに信号レベル
 物指しが持てれば卒業だ
●第8章:実用に即した画質論
 フラット(薄型)テレビの画質(PDP、LCDテレビ、FED、有機ELなど)
 プロジェクターの画質(液晶、DLP、LCOSなど、参考CRT)
 ホームシアターに欠かせない画質(ホームシアター論)
  数年前にもあったホームシアターブーム
   コントラストの目標は、まず「300:1」に
  ふたたび、コントラスト論
   このコントラスト差が、おもしろい
  ノイズはシアター鑑賞の障害となる
  ノイズ対策、その2
  リアル表示を由とする
  プラズマは脱プラズマ画質を目指したい
  ノイズ対策、その3
  驚異の低輝度化プロジェクターの登場
  光の有効利用を、信号レベルの90%の提案
  高精細化が急務だが、しかし
  スクリーンとガンマ特性
  スクリーンとガンマ特性(その2、実験)
  絶対黒を手にする条件作りと試み
●第9章:<実例>
 画面による画質の捉え方
 画面例からの読み取り方
 ブラウン管モニターの究極を目指したモデル
●索引
●奥付

◆ご購入と、申し込みのご案内。
   本代 1,500円に、送料160円を加えた合計、1,660円を、
   郵便振替の場合は、口座番号00100-3-769437 (有)エーブイシー へ、
   銀行振り込みの場合は、みずほ銀行 神田支店 普通(有)エーブイシー No 1634324 へ、
   (銀行口座で振り込まれた方はFAXで振込用紙コピーと、お名前、住所などをお知らせください)、
   法人関係でなくてもメールでのご注文を受け付けています。
   その場合は、請求書を同封し発送いたしますので、到着後に精算してください。



 (有)エーブイシー 〒362-0013 埼玉県上尾市上尾村1352-5
    Tel 048-776-7580 fax 048-772-0861


 ●AVCホームページへもどる